白秋記 ~デイサービスかなで

株式会社 コモード 代表の横道です。 2012年10月15日 静岡県菊川市下内田に通所介護施設“デイサービス かなで”がオープンいたしました。 会社の法人登記から開設場所の選定などオープンまでの紆余曲折、 そしてオープン後は日々の雑感・随想を楽しく綴ってまいります。 たまに毒を吐くときもありますが、そんな時はスルーしてくださいませ。

タグ:デイサービス

介護施設内で起こる高齢者への虐待
テレビから繰り返し流される衝撃的な映像に心が痛む。
他人事ではない静岡県でも発生している。

介護施設従事者等による虐待件数
平成21年 0件
平成28年 9件

9件の内訳
特別養護老人ホーム  5件 9人
介護老人保健施設   1件 4人
住宅型有料老人ホーム 2件 6人
介護付有料老人ホーム 1件 1人
男性7人 女性13人

被虐待高齢者の介護度
要介護3 6人
要介護4 7人
要介護5 7人

虐待を行なった従事者の年齢
30歳未満   2人
30歳代    7人
40歳代    2人
50歳代    7人
60歳代以上  1人   ※ 性別不明

平成28年度高齢者虐待防止法に基づく対応状況調査結 果(本県版)

要介護者に対する虐待は言語道断、虐待を行なった従事者及び法人には厳しい処分は必須である。しかし、高齢者施設は虐待の危険性があるとの風潮、ほんの一部の介護職員のモラル低下やそれに付随する様々な憶測で安易に報道するのはやめていただきたい。

静岡県の介護従事者は2016年度で48,183人とされている。この年で虐待を行なった者は19人である。全体の0.039%であることを理解して欲しい。調べはしないが公務員の不祥事の割合と比べていかがなものだろうか。

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介護従事者の99.9%は 様々な感情に葛藤しながらも 理想の介護を追求し 使命感に燃える心優しい人たちなのである。








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10月15日
デイサービスかなでは7年目に入った。
6年前の朝、おひとりのご利用者様をお迎えした時の新鮮な気持ちは今なお鮮明だ。
当初のキャスト11人中 7人が現在はそれぞれに要の役職を担ってくれていることも喜び。

このデイサービスかなでを含め現在は社内に7部署ある。 
自分で言うのも気がひけるが向上心とハートの強い社員さんに恵まれた 。

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昨今、巷では働き方改革なる言葉が元気だ。
僕はこの6年を振り返り、反省を込め今期からある取り組みをcommitする。

働きやすさ、働きがい 
静岡県中遠地区 ダントツ1位


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まず有給休暇10日消化 社員率100% 当然平均取得日数は11日〜12日以上だ。
そして 業務内容を改革することで達成する、社員さんの残業による疲労軽減。
ましてやサービス残業を見逃さない、させない。

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社員さんの身体的精神的な負担を極力減らす。
かなでキャストの笑顔が本物であり続けるために。

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健康なキャストが多ければ多いほど顧客感動は頻繁に創出される。
 

桜前線が通り過ぎてゆく
昨年よりも約2週間ほど早く満開を迎え今はもう葉桜になった。

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今年の花見予定は4月4日であったが、開花スピードを考慮して一週間早め3月28日に実行した。その甲斐あってご利用者様は満開の桜を堪能することができた。

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計画したものでも状況に応じて変更する柔軟さが大切なのだ。
朝令暮改?大いに結構。それがご利用者様にとって有益であれば。
 
この丹野池公園の桜はまた来年咲くだろう。
しかし、ご利用者様の中にはこの桜が人生最後の桜になってしまうこともあるのだ。

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何としても満開の桜を堪能していただくんだという強い思いが我々には必要なのだ。
若い職員には《たかが桜》かもしれない。
しかし、ご高齢の方々にとっては《されど桜》なんだな。

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桜を愛でるご利用者様の表情がなんとも言えない。

ご利用者様には是非、満開の桜を見て頂きたかった。
親父を花見にもビアガーデンにも連れていかなかった親不孝息子の懺悔である。
 

1419-00

また台風です。

18号は営業開始時間を遅らせることによってご利用者様をお迎えすることができました。
19号の進路と規模は私たちのプラン設計にかなり厄介なものとなっています。

私たちは簡単に休めないのです。
私たちの施設を必要としてご利用者様は来てくださっています。

昼食を召し上がっていただくこと
入浴をしていただくこと
生活機能訓練をしていただくこと
そして看護師によるメディカルチェックはとても大切なことです。

我々が休んでしまったら、
ご利用者様はその大切な一連のサービスを受ける機会を失ってしまいます。 
基本はご利用者様はサービスを受ける権利があり、私たちはそれを約束する義務があるのです。


私たちはその対価として報酬を頂きます。
自治体から9割、ご利用者様から1割です。

介護施設は地域社会において大切な社会資源のひとつです。
ある意味において“国”から委託されています。それ故、簡単に休むことができないのです。


もちろん、台風は脅威です。営業することでかえってご利用者様に悪影響となっては本末転倒です。私にはスタッフの安全を守るという義務もあります。



最後の最後まで考え抜いて決断しなければなりません。

様々なオプションを気象庁のデータと睨めっこしながら今回も考えます。
過去の例や慣習には全くとらわれません。それがご利用者様にとって最も望まれていることか否か。判断基準はまずここです。そしてそれを達成する為にスタッフの安全という次のステップを考えます。



台風18号 
デイサービスかなでは11時に送迎を開始して、ご利用者様をお迎えし昼食をとり、入浴するというご利用者様の権利を守ることができました。
多くのかなでキャストは台風の去った比較的穏やかな環境の中、出社してまいりました。ここまで来ればクレバーなかなでキャストゆえ、そのあとは安全を考慮しながら自然と流れていきます。


それにしても19号の経路予測は難儀です。
 

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人間50を過ぎれば誰でも病と向き合う。


僕は30を過ぎた頃、そいつと出会った。
“痛風”だ。

耐えられない痛さに病院に駆け込んだ。
注射を1本打ってロキソニンなどを処方される。
翌日には痛さはなくなる。

痛くないから予防の薬はのまない。
そして数ヶ月後に発作。
この繰り返しで今日まで来た。

この20数年間で病は増えた。
ちょっとした狭心症。
ちょっとしない腰痛。
腎臓なども少し患いハゲた。
その都度、病院で薬を処方されるが僕はのまないのだ。
別に信条があてのことではない。
めんどうなのだ。


そして最近は高血圧だ。
数値はびっくりだった。
生命存続の危機を初めて感じたくらいだ。


僕は会社でよく耳にした“あかっちクリニック”に行くことにした。
赤土と書いてあかっちと発音する
最初はふざけているのかと思ったが、どうやら正式名称だ。

菊川市の家庭医療センター。
初診で約30分ほど病歴やら生活習慣やらを丁寧にアセスメント。
心電図、血液検査、尿検査、レントゲン撮影。
まるで人間ドックだ。


頂いた処方箋は3種類
高血圧・痛風・狭心症の予防薬
僕は感激した。1ヶ所で事足りるのだ。

2週間後、調子に乗った僕は皮膚の痒みを訴えた。
ちゃ~ぁんとヒルドイド軟膏が処方されていた。


菊川市ってすごい。
家庭医ってすごい。
僕の健康もなんとか保たれるような予感がしてきた。

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