意思の伝達
理由づけられた行為と落とし込み
チームとしての統一性

これが熟々大切だと感じた。


7月14日(日)掛川球場
掛川西高 vs 日大三島高
この夏、1回戦屈指の好カードである。

試合は1点を争う投手戦となった。
どちらもチャンスは作るが、その広げ方に差があった。

ノーアウト1塁。送りバントの場面だ。
掛川西はきっちり送りバントを決める。しかし、後続が断たれる。
日大三島は優しい2球を簡単に見送り難しい球をバント失敗。または、自分も生きようとするバントを試み失敗。ヒットエンドランを狙っているとも思えない。ランナーとの意思疎通も悪いから走塁死の場面もあった。
そして次の打者がヒットを放つが後は続かない。

僕はこの流れを見ていて掛川西が勝利すると思った。9回表に1点先制されてもだ。
掛川西は最終回、先頭バッターがヒットで出塁。ここでも掛川西はきっちり送りバントでランナーを進める。
きっちりと一つのことを徹底してきたチームに最後は女神が微笑むのだ。最後の最後に日大三島のエラーを呼び込んだ。


両チームの力量に差はない。
しかし決定的に差があったのは先生の意思伝達力、そしてひとつのアクションに対する理由付け。


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送りバントの是非を問うものではない。
送りバントをしないで甲子園決勝まで進んだ常葉菊川。僕は菊高の野球も好きだ。
これもまた、先生と生徒の強い意思の疎通があった。

バントを失敗して歯を見せる日大三島に甘さがあった。
これも真実の瞬間だ。