孝行したい時分に親はなし
 
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 間も無く梅雨入りを迎える五月晴れの朝、80歳の親父が突然逝ってしまいました。祖父母の思い出がない自分にとっては、初めての肉親との別れです。

 よく、その歳まで生きたんだから往生だね、とか人は言いますが、息子にとっては何歳になっても親父は親父。慰めにはならず寧ろ その言葉に苛立ちさえ覚えます。

 

 デイサービスかなでには多くの方々の父親であり母親であり祖父母であるご利用者様が来てくださいます。おひとりおひとりが ご家族にとってはかけがえのない最愛の人。そんな当たり前のことを改めて痛感させられた出来事でした。


 第5期に入ったコモードのテーマは「おもてなし」

 接遇基本指針《かなでブランド》を確立することにより、ホスピタリティの充実をいたします。

 ホスピタリティの充実はスタッフのハートが決定します。

 丸3年を経た今、デイサービスかなでには この高い目標を達成しうる人財が揃ったと自負しております。


 ご家族にとって大切なご利用者様。ご家族と離れている1日僅か9時間弱の時間ですが、私たちは精一杯 ご家族の皆様の替わりに孝行してまいります。

 

 前期に引き続き ご指導ご鞭撻をお願い申しあげます。

 

 

 今年も最後にこの言葉を…

 

 高齢者は心身機能が衰え、無気力 無感情な弱者ではない。高齢者は判断能力・思慮深さ・英知・人生経験を備え、たとえ身体機能は低下しても精神機能は衰えず、最期の時まで成長・成熟・完成を目指し、世の為 人の為に貢献する意欲を持ち続ける人たちである。

 

 

 そして ありがとう 親父

 

 

平成27年9月15日